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開発経緯



 組手什の始まりは、07年3月に開催された「ハウジング&リフォームあいち2007」。テーマゾーンの企画・運営を、「あいちの木で家をつくる会」が、県建築企画課を通じ主催者から委託されたところから始まります。

 開催日まで二ヶ月足らずのこの要請に、「あいちの木で家をつくる会」は、豊根調査で得た「渡りアゴ」を交差梁に用いた実大二間半架構モデルを12m四方のテーマゾーン中央に展示し、パーティションを会員者のパネルや製品の展示スペースとするとともに、都市の森・再生工房から街路樹等から製作された縁台(ベンチ)を借りて休憩スペースを設けることを計画しました。

 この計画実施に当たり最も困難であったのが、実大二間半架構を構成する材長4.8mの平角材6本の入手でした。一般材として3・4・6mが当たり前となっている原木市場からでは困難。伐木現場への指示から始めなければいけませんでした。運よく会員者が独自の間伐事業を行っており、末口径28㎝・材長5mのスギ元玉を製材所まで納入することができました。「注文だから製材はする。オガ粉と樹皮は処分するがあとは持ち帰ってほしい…」  都市の森の剪定枝等の撒き戻しや、切り捨て間伐と通底するところを感じました。



 背板・側板の利用を考える破目になりました。一本の丸太から平角1本と背板・側板各2枚が連産される。この側板2枚を平角の厚み分だけすかせた陳列棚を製作すれば、資料置場なると同時に、来場者へ無駄なく地域材利用を進める「共木づかい」を提案できる。
 このようにして、側板から45㎜厚板と21㎜厚板をできるだけ多く製材し、建具・指物用材として利用するアイデアを得ることができました。四寸幅平角材の両側からは45㎜厚板、さらにその外側から長さは短くなりますが21㎜厚板を連産することができます。
 45㎜厚板には、従来からのさまざまな二次加工用途があります。問題は21㎜厚板。これを原材料に組子技法で構成される「組手什」開発には、次節で紹介するコンセプトとともに、木工職人:建具・指物グループあいち節木工舎とのさまざまなイベント展示と試作を協働し、ほぼ2年の歳月を要しました。

 また、開発には協働3団体会員各位をはじめ関係市民団体、関係機関のご協力をいただきました。さらに資金として平成21年度補正予算「住宅分野における国産材需要拡大緊急対策支援事業」の助成金交付が役立ちました。
  


What is this?

あいちの木が生えている山に行ってきた。

収穫された木は製材所で真ん中の大きい材から
順に売れていく。

かつては切り落とされた端っこも小さな下地材などに加工されて最後まで使い切られていた。

これはあいちの木の胴縁。壁下地材でもある。

こうして出番をひっそりと待っている。

Sさんからいただいた2009暑中見舞い


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